君が心配だ、ガストン。

webデザインを学んでいる理系美大生。

語学学校体験記1

こんにちは。ロンドンはご飯全部まずい。山口です。

 

セントジャイルズ セントラル校。語学学校登校初日。学校の外観は結構でかい。でも敷地は狭い。地下1階から4階まであるかな。部屋は全部で20個くらいあるんじゃないかな。一つの教室は10人くらい生徒が入れるくらいの狭さ。ロビーと教員室とライブラリー(高校の図書室とかより全然狭い。8畳くらい)とカフェ・レストランある。

 

初日に簡単なテスト(穴埋め記述の文法、イディオムの知識問う問題60問。所要時間30分)をして6つか7つのクラスに振り分けられる。おれは真ん中だった。

 

授業は午前の部が9時から13時で終わる。おれは午前の部のみ2週間でとった。午前午後両方とってる人も多い。半数くらいいる。

クラスメイトは日本人がおれいれて2人。他は韓国、ドイツ、トルコ、フランス、聞いたことない国から来てる人もいて多様。正直、日本人と韓国人以外は黒人か白人かしか見分けがつかない。みんな鼻高いし彫り深いし見た目は英語ペラペラそうに見えるけどここにいるからにはちゃんと英語つたなくて親近感わく。みんな休み時間もちゃんと英語使ってる。安心。日本語バリバリ使いまくりで日本人で固まりまくりの輩がいる。イタリア語でイタリア人で固まってる輩もいるらしい。英語が話したいならそういうグループは避けたほうがいい。

 

授業内容は日本の英語の授業と結構似てる。これから I use to ~ について学びましょう。これはこういうときに使います。例文はこんな感じ。じゃあこれつかってペアで3分会話してみて。みたいな。アクティビティがたくさん盛り込まれてゲーム感覚で日本の授業よりはずっと楽しい。日本だったらI use to だけでのろのろ1時間くらい時間とるけどこっちは20分くらいで終わった。どんどん次のことやる。明らかに日本の学校の英語の授業よりもテンポが速くて爽快。あと外人の生徒が積極的に質問する。日本だと「先生の英語速くて聞き取れないです」とか言う生徒あんまいないけど今日こっちいたわ。周りがこうだとわかんないことをわかんないって言いやすい。

あと英語の授業を全部英語でできるもんなんだなってのがおもしろい。I use to の使い方とかいろんなイディオムの意味とか全部英語で説明されてもちゃんと分かる。簡単な英語で言い換えて説明してくれるからわかる。英英辞典欲しくなった。

 

あと英語圏きて語学学校で学んでてわかったことは「英語なんてそんなに勉強しなくても英語話す国に住んでたらそのうちぺらぺらになるでしょ」っていうのは間違いだということ。なんでかっていうと、英語は最初っからみんなある程度ペラペラなんだ。信じられないかもしれないけど、語学学校の友達とおしゃべりするとかホームステイのホストファミリーとディナーするとかっていう日常生活送る上で必要な英語は大抵の日本人が割りと喋れる。これ読んでるお前も絶対喋れる。なんとかなる。でも2日目くらいで自分の限界を知る。たった2日で自分がおんなじような文法、単語しか使ってないことに気づく。つまり勉強しなくちゃ自分の英語レベルを上げることは不可能。英語圏に住んでできるようになることは「自分の英語レベルを体験的に知ること」だけであって「英語の知識が増えること」ではない。まあ、「英語の知識が増えること」もなくはない。英語で友達と喋ってるときに「へえ、こういうときそう言うんだ」みたいな発見はたくさんある。でもそれは家帰って勉強した方が効率的だ。勉強して得た知識を明日、友達との会話で使ってみることができる環境にこそ価値があるんだ。語学留学にきたら家でも英語の勉強しなくちゃだめだ。語学学校で友達と英語で喋るのは「テスト」にすぎない。テスト前に勉強して、テストで「わかる!!」ってなった瞬間に脳にびびっと刺激が走って初めて知識というものは定着するんだ。それも繰り返していく中で。

というわけで「語学留学したら英語ぺらぺらになる」というのは嘘なんだけど「語学留学したら英語ペラペラになるために必要なモチベーションは手に入る」と思う。まだおれ語学学校2日目だけどね。

自分がいかに英語できないかを思い知ると同時に、英語話せたらこいつらともっと楽しい会話ができる!!こいつらから笑いとることができる!!という願望をリアルに持つことができる、というところに語学学校に通う魅力があるんじゃないでしょうか。おれまだ2日目だけど。