君が心配だ、ガストン。

webデザインを学んでいる理系美大生。

僕が海外への進学を辞めた理由

こんにちは。駅のホームでは女子高生の後ろに並ぶようにしています。ガストンです。

 
海外の大学院諦めた(ドォン!!)
今日はズバリ「海外への進学に憧れた美大生(おれ)が挫折するまでの過程」を如実に記述したいと思います。
 
僕は今年の春頃まで海外の大学院に憧れ、その憧れを現実にすべくそれなりに目標と計画を立てて実行に移していました。でも今はもうその憧れを現実にすることを諦めています。日本でいいや、となっている。海外という選択肢を投げ捨て、挫折し、諦めている。
挫折して得たものもある、とか言いたいとこだけど、やっぱ今もちょっと海外に対する憧れはあるし、「諦めた」というフレーズは自分の中でもしっくりきてる。
そういった体験は記事にしないと経験値として蓄積されない性分なので、言い訳でも開き直りでもなく客観的にこの事実を記録してみようと思う。
 
 
これまでの経緯

僕は大学1年の頃から、海外に留学かあ、、かっこいいなあ、やってみたいなと「留学」に漠然とした期待と憧れを抱いていた。ただその憧れは憧れのまま実行に移されず2年生の冬を迎え、このままでは後悔すると思い、2年の12月から1月頃にかけて自分が通っている美大の教授に相談に行く。背中をおされてユニコンというロンドンのアートスクールの日本窓口を介して短期留学のコースを勢いで申し込む。日本出発まで、ラングリッチというSkype英会話の英会話学習を申し込み、約1ヶ月英会話を勉強する。そして2年生の終わりの3月、大学の春休みを使って念願のロンドンへの短期留学。St. Giles Internationalという英語学校に2週間、Central Saint Martinsという美術系大学のショートコースに2週間の計1ヶ月短期留学した。資金と勢いさえあれば短期留学というものは体験できるという事実を知った。

 

そしてこの頃から大学卒業後の海外の大学院への進学を考えていた。自分の中で、それが海外に対する憧れを現実にすることのゴールだった。ただ、その先についてはビジョンが見えてなかった。

帰国した後も、学校で英語しか話しちゃいけない授業をとったり、IELTSという英語の試験を受けたりした。

で、今も、英語というスキル獲得の必要性は感じながらも、海外の大学院進出はもう考えていない。

 
なんで留学やめたか
で、なんで諦めちゃったかだけど、一言で言えば海外の大学院で何を学び、何を感じるのかがわからなすぎるからだ。
 
大学で、海外留学を後押ししてくれた先生はこのことについて、「そりゃそうだ。そんなのわからない。わからないから、かけたお金と時間に見合ったほどのことを学べないかもしれないという不安を抱える。その不安をぐっと抑えてとにかく行ってしまうんだ。行ってしまえば、来たからには何かを学んで日本に持ち帰ってやると思うようになる。そこがスタートだ」とおっしゃってた。これについては、納得。まあそうだろな、と受け入れることができた。何が変わるのかよくわからないけど、なんだか面白そうだからいくんだ。
 
これ、要は多くの高校生が大学に進学するのと全く同じ理由だ。僕は、何を何のためにどう学び、何ができるようになるために通うのかなんてわからないまま今いる大学に進学した。わからないまま来たものの、色んなことを学んで勝手に授業料に相応しい価値を得た気になっている。
 
だが、僕にはそれをもう一度やる気力がない。今でさえ、制作会社でのバイトや個人的なWeb制作の方が大学の授業より面白いと感じていて、短期留学にいってもその感覚が変わらなかったこの僕が、今後大学院を目指してうまくやれるはずがない。日本でWebをもっと勉強したいとも思う傍ら、「わからないことに対する期待」は、英語を必死こいて勉強してIELTSで6.0以上とって、ポートフォリオ作成など海外の大学院に行くための準備を遂行するためのエネルギーとしては少なすぎる。こりゃ無理だ。だからやめた。
 
 
 
どうすれば諦めずに済んだか
色々開き直り口調で言ったけど、僕はやっぱりこれについて「諦め」「挫折」という言葉がしっくりきている。
 
海外留学した人、今海外で活躍している人についてもっとたくさん知っていれば、漠然とした期待も具体的な期待に変わっていたかもしれない。
行動に移すまではできたが、その後必死こいて英語を勉強しなかったのも大きな敗因だろう。それにあらゆることにどこまでも受け身だったのがよくなかった。留学先のショートコースを受けている間は「こんなことをして何の役に経つのか」なんて考えない方がよかったのかもしれない。
 
僕みたいな常に動機がクソ(詳しくはコチラ)な人が、自分を憧れの場所に持っていくためには、色んなことを嫌でも勉強して、色んな逃げ口から嫌でも目を閉じて、時にバカ正直に目の前のことだけに集中しないと叶えられない。そう痛感したのであった。
 
この記事が、一人の先輩の恥ずべき失敗談として、「こうはなりたくない」という参考になればグッジョブ俺様ナイスガイだ!!(ドン!!)