君が心配だ、ガストン。

webデザインを学んでいる理系美大生。

「積極性」「リーダー気質」は測れないゆえにおれたち試されてるんだぜ常に

こんにちは。最近、友達のポートフォリオWebサイトを作っています。自分のポートフォリオサイトを作って欲しい!という方はlqesnw8uessn6@gmail.comまでご連絡ください。宣伝です。ガストンです。

 

今日、オープンキャンパスの企画会議にお邪魔して、オーキャンのWeb担当をさせていただくことになりました。
僕 は本当はグループワークではリーダーをするのが大好きなんですが、今回のオーキャンではリーダーはせずにWeb担当にとどまることにしました。なぜなら、去年のオー キャンで僕はepa!の総演出とオーキャンの「2年リーダー」を両立させようとし、結局それは会議の時間がかぶるために失敗し、挫折したという苦い経験があ るからです。今年はプレゼミやデ情の授業に時間を割きたいと思っています。

で、 リーダーでもないやつがでしゃばるとややこしくなるということを知っている僕は今日はおとなしく企画会議をはたから見ていたんですが、ひとつ気になることがありまし た。助手さんが司会をしていることです。去年は最初っから3年の先輩が仕切っていました。これは学生でもできるはずだし、助手さんに任せてたんじゃ先が思 いやられるぞと思いました。こういうとこから「気づいて変えていく戦い」は始まってるんじゃないかしら。僕今日司会したかったです。

僕が思うに、リーダーとか企画とかの「指示出す側」に必要なスキルは思わぬところで測られています。「指示出す側」の人は多くの場合、自分で問題に気づき、誰に言われるでもなく自ら行動する必要があります。一番「指示出す側」になれないのは「そんなんやれとか先生に言われんかったもん」とか言ってるやつです。高校生の頃、「あの先生はなんて非効率的なやり方をするんだ。もっとこうしたらいいのに」とか内心思ってた人、ここは大学なんだから今度は自分が効率いいやり方を実践する番です。だから常に「自分がすべきことは何か」を考えてアンテナ貼って行動することが大事だと思います。

 

自慢話をします。

僕が今年の1月、Webグラフィックスという授業の打ち上げに行っていた時、客員教授として教えてくれていた先生(Web制作会社の代表)がぽろっと「うちバイト雇ってるよ。ムサビの人もいるよ」とこぼしたのに僕含め数人の学生が「まじっすか!僕も先生のとこでバイトしたいです!」という風に沸いていました。ある学生が「採用されるためには何が必要ですか?」と聞くと、先生は「熱意!それだけ!」と言いました。これには多くの学生が「適当なこと言うなよー」と内心がっかりしたんじゃないかと思いました。僕も、もっと具体的なことを言ってくれたらそれができるように頑張ったのにーとがっかりしました。そして先生は「またこの授業のfacebookページで募集要項とかあげとくよ」と言いはしたものの、その飲み会が終わった後しばらくしても音沙汰なしでした。バイトを志願した誰もが「流れたやつだ」と思ったと思います。僕もそう思って、個人的に先生にメッセージを送りました。「流れた感じですか?」しばらくして先生から返信「ありがとう!その熱意が嬉しいよ。また会社の方で話してみます」1週間後、また自分から送りつけました。「どうなりましたか?」(←ひつこい)そして3週間後、バイト面接に来るように返信がありました。めちゃくそうれしかったです。今はそこで念願のアシスタントデザイナーのバイトをしています。
後々聞くと、Webグラの授業の時から授業後に積極的に質問したり、わからないなりにActionscriptを5000行書いたりとしていたことから見える熱意を買われたそうですが、きっかけは自らメッセージを送ったという熱意です。
これは誰に言われるでもなく、そうしたほうがいいと自分で思ったからそうしたわけです。先生は飲み会で確かに「必要なのは熱意!」と言いました。しかし「必要なのは、流れたと思ったら自分からメッセージ送るとかそれくらいする熱意!」とは言っていません。言っちゃったら実践したところで先生に言われたことをまるで宿題をこなすかのように言われた通りしただけだからです。この簡単な宿題をこなしたところで熱意は証明できません。このように、熱意とか行動力とか積極性といったものはペーパーテストでも面接でも測ることができません。しかしこれはグループのまとめ役に必要な能力のひとつです。ちなみに言っとくけどこれは、このブログ読んで「意識する」だけで身につくようなものじゃありません。「熱意」とか「根気」は言葉にすれば「やればできそう」ですが、実際は違います。「好き」じゃなきゃやる気続かないしやる気続かせるためには様々な工夫が必要です。僕はepa!の総演出をしたときに、グループ内の課題を自ら発見し、解決のために知恵を絞ることを根気よく続けていました。言っとくけどこれまじおれ頑張った。超絶頑張った。しかし自分ではものすごくグループに貢献してるつもりなのに、失敗もたくさんするもんだから言うほど周りにほめられません。「これ、こうしたらもっといいんじゃないか!?」と思ったことを行動に移す、という行為は、失敗したら「でしゃばりがなんかやってるよワラ」と思われますし、成功してもみんな「誰のおかげか」には関心がなく、まるでほっといたら自然にそうなったかのように「よりよくなった状態」を享受します。だから自分が思っているほど褒められるわけでもなければ苦労が報われるわけでもありません。それでも僕は、自分がやっていることは意味のあることだと信じて続けていました。「リーダーなんだから人一倍頑張って当然」という周りからのプレッシャーに耐えるだけでなく、誰に言われるでもなく必要だと思ったことを自主的にやり続けるためにはそれくらいの「根気」が必要でした。出る杭は打たれる。誰に打たれているか。特にこの日本では、出ない杭が出る杭を打っていることが非常に多い。もったいないです。出たいなら出ましょう。まずは「おれがリーダーやります(あー言っちゃった)」から始めましょう。スポーツはルールが決まっていて「より◯◯のが良い」という一本の軸が基準としてあります。でもグループワークにはないんです。どこの企業も「どうしたらよりよくなるか」を必死で考えてんです。でしゃばろうよもっと。ばかみたいにでしゃばって失敗ばっかしてそれでもちょっとずつ成長するという行為が許されるのは大学だけなんだから。