君が心配だ、ガストン。

webデザインを学んでいる理系美大生。

セントマのショートコースで学んだこと

こんにちは。英語で「てゆうか」ってなんて言うんだろう、と思ったけどそもそもそういう概念(というよりもこう言ったほうが適切だなあいいかい今から訂正するよ、をひと言で頻繁に挟むという概念)が英語にはないのかな。ガストンでござんす。

セントマのグラフィックデザインフォービギナーという授業で学んだことを書きます。

「グラフィックでもパソコンでもなんでもラフスケッチにとどまらず手を使ってデザインすること大事だな〜」ということです。



グラフィックデザインフォービギナーは4日間で終わる授業だったんですが、「パソコンを一切使わずにグラフィックを学ぶ」というのが授業の主旨でした。映画のポスターや小冊子などを手で作りました。完成度は小学生の図工を彷彿とさせるひどいものでしたが、僕は久しぶりに手でフォントを書いて、絵を描いて、色を塗りました。完成度は僕含めどの生徒の作品も「図工レベル」で、パソコンを使えばもっとクオリティの高いものができたことは間違いありませんが、作る過程にこそこの授業で吸収できるものがありました。



それは、「手を使ってると、パソコン使ってるときとは脳みその違う部分が動いてるくさい」ということです。直感的な話ですが、明らかにいつも使ってない思考回路が使われていることを感じることができました。とはいっても、できあがった映画のポスターのレイアウトは、パソコンを使って作ったとしてもこうなるだろうな、と思うものでした。だから何も「手を使って作ってみたらいつもと違う発想ができた!!」なんてわかりやすい変化ではありませんでした。ただ、「うわあークオリティ低い〜」と思いつつも、なんとなく気持ちが良かったんです。そしてその「気持ちよさ」を続けたときに得られるものはデッサンと同じで、直接的に制作物に現れることのないスキルだと直感してます。森本千絵が雑誌の中で「空気感みたいなものを表現できないデザイナーが多い」と言っていたことを思い出しました。なんとなくここにつながっている気がするのです。



これからは脳みその、手を使ってるときにビビッと動く部分をもっと制作に使っていこうと思います。