君が心配だ、ガストン。

webデザインを学んでいる理系美大生。

いっそ寝ないことにしてみた

こんばんは。目をつぶってまっすぐ歩けなかったら背骨が曲がっているそうです。こないだ試してみたら、全然まっすぐ歩けませんでした。きれーに曲がって行きました。僕の背骨もきれーに曲がっているということでしょうか。いいえ、きっとそれはまた別の話なんでしょう。なんだつまらない。でも世の中そういうもんだよね。ガストンです。

 

こないだ好きな教授のとこに相談に行ったとき、僕が弱音を吐いていると「寝ずに作業しろよ」と一喝されました。なんでも先生は、学生時代、ベッドで横になって寝るのは週に3回程で、それ以外は机で仮眠、とかだったそうです。そんな生活が4年続いたそうです。…勝てねえ。

 

また先生はこうも言っていました。「睡眠時間を確保している生活の中で空いた時間に課題してるけどお前ら、逆だよ。課題ずっとやりながら、このペースなら提出期限までに間に合う、これだけ寝ても大丈夫だと計算した分だけ寝るんだよ。睡眠ベースで課題をするんじゃなくて、課題ベースで睡眠をとるんだよ。」

つまり、毎日6時間寝ながら「頑張ったけど、課題満足いくとこまでできなかったー」じゃなくて、課題満足いくとこまでやって「頑張ったけど、睡眠時間ろくにとれなかったー」ってなれってことだと思う。なるほどなるほど!!なるほど鬼畜!!

 

で、先生は「自分の体力の限界知っとくって大事よ」とも言ってました。過労で倒れて一日寝込んだら効率は悪くなるわけで。自分の限界を体験して知っとくと、「これ以上休まずにやってるとおれやばいわ」ってことが事前に察知できて、眠いからとかじゃなくて体力を持続させるために寝る、ということができる。うんこれはかっこいい。ロボットみたいでかっこいい。

 

体力は個人差があるから、週に3回しかベッドで寝ない生活をしてすぐに調子を崩す人は自分なりの必要十分な睡眠時間を確保するとよいのだろう。

 

実は自分は体力には自信があったので、話を聞きながら「おれは体力ある方なのに必要以上にいつも寝ててクソ野郎じゃんぐもももも」と思いました。

そこで、先生に面談してもらったその日の晩、ふと思い立った。

 

今晩は徹夜してみよう。寝落ちしないようにいっそ外出しよう。

 

ここからはその日の夜の行動記録。

家にいると寝ちゃうので、外に出ることにした。夜中の3時頃、pcなどの作業グッズ一式持って近所の24時間営業のマクドナルドに逃げ込んだ。マクドナルドでバリバリ作業して、朝6時頃、そのまま六本木まで行った。マクドナルドでは寝なかった。今日の昼10時から六本木でバイトだったからだ。我ながらバカだった。電車の中では座れた瞬間だけ数分寝た。

 

六本木についた後、バイトまで2時間くらいあったので、周辺の電源コンセントがあるカフェをググってそこに潜り込んで作業を続けた。結局そこで頭が動かなくなって30分程座った状態で寝た。30分の睡眠でかなり回復したのがわかったので作業を再開し、そのままバイトに突入。徹夜明けで8時間のバイトを無事終えれるか不安はあったが、まあパソコンの前に座ってられるし体力的には大丈夫だろうと思っていたらまさかのイケア製品を7個組み立てるミッション到来。これにはさすがのガストンも驚きを隠せない。それでも黙々とねじを回し、着々とイケアの腕を磨いていくガストン。レッドブルに翼を授けられながら無事バイト終了。バイト中に寝ることもなかった。ただ、イケア後のpc作業中、「起きながら、というか作業しながら寝ずに夢を見る」という奇怪現象を人生初体験した。目の前の作業を確かに進めながら、手を動かしながら、頭を動かしながら、脳の中で意味不明の連想ゲームが止まらない夢想モードに入っていた。誰に教わるでもなく確信できる情報が入ってくるあの感じ。しかも全部1秒後には覚えていないあの感じ。あれは楽しかった。

 

帰りの電車では座れなかったので寝ることはできなかったが立ちながら目をつむりなるべく何も考えないようにしていた。これだけでもちょっと体力が回復する。

 

そして家までまっすぐ帰らず、途中でまたマクドナルドに立ち寄って作業した。ここでも不思議と眠気はなく、眠らなかった。

 

結局この一日でかなり課題が進んだ。寝なかったからではなく、外にいたからだと思う。家にいたら自分は自分に負けるとわかったら外出するのが一番手っ取り早い。

 

 

あと、今日こういうことをして思ったのは、寝ないことが大事なんじゃなくて、作業なりなんなりをすることが大事なんだということ。徹夜してたからって、ずっと無目的にネットサーフィンしてたんじゃ効率が悪い。それじゃあ、自習室にこもっただけで

勉強した気になってる受験生と同じだ。ずっと寝てたくせに満足して帰る受験生と同じだ。

 

単純な話、体力を代償にした分だけ時間を得ることができる。これ結構ローコストハイリターンだと思う。これからしばらく、眠くないのに寝るのをやめようと思う。もし眠くないのに寝よっかな〜なんて気分になったら近所のマクドナルドに逃げ込もうと思う。